EVは何キロ走るのか?長距離走行と充電記録を公開
「EVってぶっちゃけ何キロ走るの?」とよく聞かれます。
「リーフe+であれば大体300キロくらいは走るよ」と返答するのですが、「でも充電とかめんどくさそう」という返答が返ってきます。
そこで、「実際にEVで遠出した時に何回充電して、どれくらいの費用がかかったのか」を記録したページです。
新潟→仙台 往復490km 1泊2日の出張
1月19日(金)夕方に新潟を出発、当日中に仙台に到着して一泊、翌日昼過ぎに仙台を出発、新潟の自宅へ戻るという行程です。
- 実施日:2024年1月19~20日
- 走行距離:489.5km
- 走行時間:9時間12分
- 急速充電の回数と時間:30分×2回
- 充電にかかった費用:300円(イオン仙台卸町)+1650円(菅生PA)=1950円
- 出発時の充電電気代も含めたトータルの燃料費:3084円
【1日目】 新潟市から仙台市まで約240km
出発時:バッテリー残量100%
- バッテリー残量:100%
- 外気温6℃
- 航続可能距離表示:318km
- タイヤ:スタッドレスタイヤ装着
- 高速一般道割合: 高速5 一般5
- 車両のODOメーター 89,285km
さほど寒くなかったので、窓ガラスが曇った時にエアコンは付けたり消したりして走りました。
到着時:バッテリー残量17%→急速充電(1回目)
大体高速道路は85-90kmで走行しました。妥当な数字かと思います。ギリギリ300kmはクリアできるかどうかというところでしょうか。
新潟→仙台まで4時間というのは、ガソリン車とほぼ変わらない時間です。
近くに「イオンスタイル仙台卸町」があり、急速充電器があったので充電します。
- 充電器台数:急速充電器2台+普通充電器1台
- 出力:(急速)
50kW(35kWに制限) (普通)3kW - 認証:WAON もしくはe-Mobility Power提携カード
- 充電料金:(WAON決済)300円 (e-MP提携カード)プラン規定料金
- 屋根:あり(立体駐車場内)
もともとは50kWの出力のある充電器ですが、イオンの充電器はどこも出力を絞ってあることが多いです。6~7割程度の出力で運用されているところが多いです。
今回は35kWの出力でした。それでも、WAON決済で300円で30分充電させてもらえるのでありがたいです。
急速充電(1回目)完了時:51%
【2日目】仙台市から新潟市まで約250km
出発時:バッテリー残量42%
2日目はホテルから仙台駅周辺まで30kmほど移動して仙台駅からスタートです。気温は6℃で新潟に比べて天候も良く暖かいです。エアコンも最小限の使用でいけそうです。
しかし、充電器なしのホテルだったため、バッテリー残量が47%からのスタートと、条件が悪い中でのスタートです。
高速道路でどこかで昼食を食べながら充電することを想定しておきます。
菅生PAで昼食休憩&急速充電(2回目)
帰り道に必ずどこかしらで充電が必要とわかっていたので、昼食時間を利用して充電します。
東北自動車道の菅生PA(上り)に寄りました。PAの終わりふきんにあります。PA内の通路からは離れているので駐車しやすいです。
- ビジター利用:JCNパスワード認証(充電器コード:04301)
- 出力:40kW
- ビジター充電料金:55円/分 (30分 1650円)
- 同時充電台数:1台
- 充電待ちスペース:なし
- 屋根あり
- 照明あり
菅生PAの「牛タン麦めし丼」美味しいです。
高速道路の充電器は食事を済ませて戻るといい感じに充電が終わる頃です。
30%ほど回復しました。この残量なら新潟まで帰ることができそうです。
新潟に帰宅
その後山形市内から国道113号に入り、南陽市、飯豊町、小国町、を抜け、新潟県関川村、新発田市を抜け、新潟市まで帰りました。
到着時のバッテリー残量は13%。
今回のかかった燃料費を精算してみます。
- 出発時満タンの電気代:62kWh×18.3円/kWh=1134円
- イオンでの急速充電代金:300円
- 菅生PAでの急速充電代金:1650円
合計:3084円
500km近く走って3000円ですから、EVはやっぱり安いです。充電時間も食事をしたり買い物をしていたので、あまり負担には感じませんでした。