成田国際空港のEV充電器情報まとめ
日本の玄関口の成田国際空港。
「EVで空港まで行くけど、バッテリーは大丈夫かな？」というEVユーザーのための情報をまとめました。
目次
成田国際空港の駐車場には急速充電器の設置あり
成田国際空港全体としては、急速充電器が3台(4口)あります。
- 第1ターミナル駐車場（P-1）の平面に1台
- 第1ターミナル駐車場（P-1）の立体駐車場内に1台(2口)
- 第2ターミナル駐車場（P-2）の立体駐車場内に1台
駐車場の場所がわかりにくいと思うので事前に地図で確認したほうがいいです。
まずは駐車場をターミナル別に説明します。自分がどこのターミナルで発着し、どこの駐車場に停めるとよいのかしっかり確認してから出発しましょう。
成田国際空港のターミナル別駐車場情報
基本事項ですが、利用する航空会社ごとに向かうターミナルが異なります。
平面駐車場は限られるので、立体駐車場に駐車する可能性が高いですが、高さ制限が2.0m~2.1mのところがあります。
SUVやミニバンにルーフキャリアを装着すると2mを超えることが多いので、無理でしょう。
セダンやステーションワゴンなら1.9m程度に収まることも多いですが、キャリアやボックスの種類によるのでなんとも言えません。外していくのが無難です。
成田空港第1ターミナルの駐車場
以下の航空会社を利用する方は第1ターミナルの駐車場に向かいましょう。
| 第1ターミナルの航空会社 |
|---|
| アシアナ航空 |
| ヴァージン・オーストラリア |
| ヴィスタラ |
| ウズベキスタン航空 |
| エア・カナダ |
| エアージャパン |
| エアソウル |
| エアプサン |
| EGYPTAIR |
| エチオピア航空 |
| エバー航空 |
| オーストリア航空 |
| 山東航空 |
| シンガポール航空 |
| 深セン航空 |
| スイス |
| スクート |
| ANA |
| ターキッシュ エアラインズ |
| タイ国際航空 |
| 中国国際航空 |
| ニュージーランド航空 |
| ユナイテッド航空 |
| ルフトハンザドイツ航空 |
| LOTポーランド航空 |
| アエロメヒコ |
| アエロモンゴリア航空 |
| 厦門航空 |
| ウエストジェット |
| エアカラン |
| エティハド航空 |
| エルアル イスラエル航空 |
| エールフランス |
| ガルーダ・インドネシア |
| KLM |
| 四川航空 |
| ジンエアー |
| ZIPAIR Tokyo |
| 大韓航空 |
| タイ ライオンエアー |
| 中国南方航空 |
| デルタ航空 |
| Peach |
| ビーマン・バングラデシュ航空 |
| ベトナム航空 |
| 香港航空 |
| ロイヤルブルネイ航空 |
P-1 【充電器あり】
平面駐車場と立体駐車場があります。
充電器は平面にe-Mobility Powerのものが１台、立体駐車場にPower-Xのものが2台あります。
| 料金（普通車） | 260円／30分（1日最大料金：2,100円） |
|---|---|
| 駐車台数 | 普通車1,800台 |
| 駐車場の構造 | 平面・立体駐車場（地上6階、地上3階） |
| 高さ制限 | 2.1m |
| 最寄りターミナル | T1 |
成田空港第2ターミナルの駐車場
| 第2ターミナルの航空会社 |
|---|
| アメリカン航空 |
| アラスカ航空 |
| イースター航空 |
| イベリア航空 |
| エア・インディア |
| エア タヒチ ヌイ |
| エアプレミア |
| エミレーツ航空 |
| 海南航空 |
| カタール航空 |
| カンタス航空 |
| 吉祥航空 |
| キャセイ パシフィック |
| グレーターベイエアラインズ |
| 上海航空 |
| SCAT航空 |
| スターラックス航空 |
| スリランカ航空 |
| セブパシフィック航空 |
| タイエアアジアＸ |
| タイガーエア台湾 |
| チャイナエアライン(中華航空) |
| 中国東方航空 |
| ティーウェイ航空 |
| 日本航空 |
| ネパール航空 |
| バティックエアー マレーシア |
| ハワイアン航空 |
| バンコクエアウェイズ |
| バンブーエアウェイズ |
| ファイアーフライ |
| フィジーエアウェイズ |
| フィリピン航空 |
| フィンランド航空 |
| ブリティッシュエアウェイズ |
| ベトジェットエア |
| 香港エクスプレス |
| マカオ航空 |
| マレーシア航空 |
| MIATモンゴル航空 |
| ラタム航空（LAN） |
P-2 【充電器あり】
駐車場が棟ごとに分かれていて、わかりづらいですが、しっかり把握しましょう。充電器があるのは北棟のみです。
- P-2 北棟 【充電器あり】
- P-2 北付属棟
- P-2 南棟
- P-2 南付属棟
| 料金（普通車） | 260円/30分（1日最大料金：2,100円） |
|---|---|
| 駐車台数 | 普通車2,700台 |
| 駐車場の構造 | 立体駐車場（北棟・南棟は、地下2階から地上5階、北付属棟A・Bは地上6階） |
| 高さ制限 | 2m |
| 最寄りターミナル | T2 |
P-3
P-3には充電器はありません。
| 料金（普通車） | 210円/30分（1日最大料金：1,570円） |
|---|---|
| 駐車台数 | 普通車150台 大型バス約40台 |
| 駐車場の構造 | 平面駐車場 |
| 高さ制限 | なし |
| 最寄りターミナル | T2 |
P-5
P-5には充電器はありません。
| 料金（普通車） | 210円/30分（1日最大1,570円） |
|---|---|
| 駐車台数 | 普通車590台 |
| 駐車場の構造 | 平面及び立体駐車場（地上4階） |
| 高さ制限 | 2.1m |
| 最寄りターミナル | T1 |
成田空港第3ターミナルの駐車場
| 第3ターミナルの航空会社 |
|---|
| エアロK航空 |
| ジェットスター航空 |
| ジェットスター・ジャパン |
| 春秋航空 |
| SPRING JAPAN |
| チェジュ航空 |
| ハーンエアー |
| フィリピンエアアジア |
第3ターミナル利用者は第2ターミナルそばにある
- P-2
- P-3
- P-5
を利用します。
成田空港のEV充電器設置場所と充電器解説
上記の利用の注意点にもあるように、例えば「数日の出張中に充電しておいて、帰りまでに満タンにする」という使い方はできません。
充電中は車両の付近にいて、充電完了後には車両を駐車スペースに移動する必要があります。
第1ターミナル
P-1平面駐車場の充電器
- 充電器：e-Mobility Power 50kW型
- 出力：50kW
- 認証：e-Mobility Power
- 料金：55円/分
- 同時充電車両数：1台
- 充電待ちスペース：あり
P-1立体駐車場の充電器
2023年12月15日に国内空港で初めて、蓄電池式超急速EV充電器「Hypercharger」の設置したようです。PowerXアプリにより事前予約することで全てのユーザーが使用可能。
https://www.naa.jp/jp/docs/20231208_powerxevservice.pdf
- 充電器：パワーエックス製 蓄電池式超急速EV充電器「Hypercharger Standard」1台
- 出力：150kW（2台同時の場合、120kW）
- 認証：PowerXアプリ
- 料金：
- 85円/kWh (Economy)
- 95円/kWh(Regular)
- 105円/kWh(Premium)
- 同時充電車両数：2台
- 充電待ちスペース：なし
専用のアプリが必要になるので、あらかじめダウンロード、登録などをしておいたほうがいいです。
第2ターミナル
P-2 北館1階の充電器
- 充電器：e-Mobility Power 50kW型
- 出力：50kW
- 認証：e-Mobility Power
- 料金：55円/分
- 同時充電車両数：1台
- 充電待ちスペース：あり
北館からの出口付近にあります。EV充電器の青い看板が出ていますが、出口付近なのでなかなか辿りつきません。
ちなみに、見逃して一旦、立体駐車場外に出てしまっても戻ってこられるのでご安心を。
充電器本体の液晶画面で、最初に「日本語」と「英語」を選ぶことができます。
普通のe-Mobility Powerの充電器ではそのような画面は表示されていないのですが、空港という場所のためのカスタムでしょうか。
2台分のスペースがありますが、充電器は1口タイプなので、充電は１台ずつしかできません。
【注意点】急速充電用で、旅行中の差しっぱなし不可
成田国際空港公式サイトには以下のような注意書きがあります。
電気自動車用急速充電器のご利用詳細（成田国際空港公式）
- 充電専用スペースは駐車スペースではありません。充電完了後は速やかにご移動をお願い致します。
- 充電器の事前予約は受け付けておりません。ご了承ください。
- 各駐車場の満車時、メンテナンス時はご利用いただけません。駐車場が満車の際は、入場可能な充電器設置駐車場をご利用ください。
- 当空港では、CHAdeMO方式急速充電器を設置しております。
- 駐車場料金は別途発生いたします。
- 【出発時】空港に到着後、飛行機までの待ち時間に充電
- 【到着時】飛行機から降りて、帰る前に充電
という使い方になります。
普通充電器で数日挿しっぱなしができればありがたいと思いますが、現状は急速充電器なので挿しっぱなしで飛行機に乗るということはできません。
駐車台数に対してかなり少ないため、充電後には速やかに移動しましょう。充電スペースに駐車しっぱなしだと張り紙をされます。
