【EV旅】長距離旅行ってどんな感じ?旅行計画時の下調べをお教えします。
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「EVで長距離旅行は無理」と言われたのは、10年ほど前の話。
確かに、20kWクラスのEVでは長距離旅行は苦行でした。
e-NV200(24kWh)で、300キロ、通常4時間の実家までの道のりが、8時間かかったことがあります(もちろん高速道路です)
車にもよりますが、最近のEVで50~60kWh程度バッテリーを積んでいる車ならほとんどストレスなく旅行できます。
ちょうど、富山へ旅行へ行く予定があるので、これを機に、私がどのようにEVで長距離旅行の際の事前準備を考えているかを記しておきます。
バッテリーを満充電にしておく
これは当たり前ですね。
ただ、60kWhものバッテリーになると、3kWの自宅充電で、ランプ点灯から20時間弱の時間がかかります。
早朝出発の時には特に注意。
毎日車をそれなりの距離乗る方は、夜間電力のみだと、満タン充電までに3−4日かかることもあります。
週末の遠出なら、日常使用の減少分も考慮し、水曜日くらいから充電を始めておきます。
どこで充電するかを考えてルート検索
- 自分の車の航続距離を確認しておきます。
- Googleなりで経路検索をし、航続可能距離から、往復できるかどうかを考えます。
- 往復できない場合は、「どこで充電したら時間ロスが少ないか」を考えます。
- 充電スポットの料金、認証システムを確認しておきます。使ったことがない認証システムの場合、アプリなどを準備しておきます。
- 予約ができる充電スポットであれば予め予約をしておきます。
順番にやってみます。
<今回の行程 嫁からの事前情報>
(出発)新潟駅南口 (目的地)富山県の宇奈月温泉。
温泉旅館に泊まり、黒部峡谷に行きます。
旅館には普通充電器がある。
(1)我が愛車リーフe+は満充電で330kmの走行が可能です。
(2)Googleで経路検索をします。新潟駅南口→宇奈月温泉まで約220km。
(3)片道は余裕。しかし、往復は無理。どこかで充電が必要です。今回は1泊する宿で普通充電器があるようなので、往路の道中の急速充電はなしで予定します。
(4)「宇奈月温泉やまのは」には、確かに普通充電器がありますが、よく見る「e-Mobility Power (e-MP)」の充電器ではありません。WeChargeという使ったことがないシステムなので、調べます。
(5)ホームページによると、充電器の予約は不可。200Vの普通充電ケーブルが必要なようなので、忘れないようにします。
5台分あるとのことで、満車になることはなさそう。トラブルで充電できなった時には、帰り道で、急速充電を1回することを考えます。
近くに「道の駅うなづき」、「地鉄新黒部駅広場」、「黒部市役所」など公共施設の急速充電器が24時間利用可能であるので、必要であればこの辺で充電する可能性を想定しておきます。
(充電器情報の検索は EVsmart で検索しました)
(番外編)β版ですが、EV用の経路検索ができるアプリもあります
EVsmartさんが、充電器検索のアプリを作っています。EVの出始めの頃からサービスを提供されています。
9割以上の充電器は網羅されていますが、マイナーな認証プラットフォームの普通充電などは掲載がないものもあります。
このアプリの中に、「経路検索V2」という機能が実装されていて、出発地、目的地を入れ、車種の設定などをすると、どこの充電器で充電すべきかを検索してくれる機能があります。
若干動作が重く、改良の余地はありますが、自分で考えるのが面倒な方はこのようなアプリを使うのもいいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
EVを使ったことがない方からすると、「え?そんなこと考えてるの?」と思われるかもしれません。
そうなんです。EVに乗ると充電器の位置というのは気になるようになります。
私がEVに乗り始めた2015年より充電設備の整備状況はかなり状況は良くなりました。
ただ、認証システムがらみのわかりづらさや、予定していた充電器が故障していて使えないというトラブルは未だ健在です。
ある程度、EVsmartさんで目的地、途中何ヶ所かの充電器情報だけでも調べておくとトラブル予防になります。