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【EV充電器】JCNが続々とe-MPアプリ必須になっている模様。注意点も解説。

nobux969

<最終更新日2023.6.19>

2023年の4月より、ジャパンチャージネットワーク(JCN)e-Mobility Power (e-MP)に合併、子会社化されました。

先日、関越道の越後川口SAでJCNのパスワード認証ができなくなり、アプリ必須となったことを記事にしました。

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日産ディーラーは徐々にパスワード不可に移行か

多くのEVユーザーがお世話になる日産ディーラーですが、JCNのパスワード認証ができる充電器が設置されていました。

この充電器が少しずつですが、更新されています。

更新のタイミングで、JCNのパスワードによるビジター充電ができなくなっているので、注意が必要です。

JCN認証機にはJCNのロゴと使用方法の記載があります。

JCNビジター認証ができる充電器には【◁(決定)▷】などパスワードが入力できるようなキーがありました。

一方で、e-MPアプリ必須の充電器にはそのようなキーはありません。

カードの認証部分と情報が表示される液晶タッチパネルのみでスッキリした外観です。

東岳高岡製50kW充電器

新電元製90kW充電器

キーによるパスワード認証ができないため、

  • ZESP3、e-MP会員カードなどで認証
  • e-MPアプリを使ってネットワーク経由で充電開始

のどちらかで充電します。

カード認証については、説明不要なくらい簡単で、タッチするだけで充電開始できます。

問題はe-MPアプリを使ったビジター充電です。

スマホのGPSで近くの充電器を調べる→充電器選択 というやり方がデフォルトですが、充電器に貼ってあるQRコードを読み取る方が楽です。

「¥1,650 フラット」とは? 「/分」課金なのか、「/回」課金なのかが問題

(2023.6.19追記)
注意:2023年9月よりZESP3が変更されます。以下は変更前の内容です。

QRコードを読み取ると、使う充電器の情報が表示されます。

サインインしても何故かカードの情報は毎回クリアされるので、ちまちまと入力します。

スワイプすると充電開始です。


越後川口SAの時とは違う料金表示です。

¥1,650フラットと記載があります。

↓は越後川口SAの充電器の時の画面です。

JCNの頃から、日産のビジター充電は「1回 30分」という区切りでした。

これは、課金が1分単位ではなく、1回30分まで一律1650円ということです。

極端な話ですが、充電開始後1分で終了しても1650円かかります。注意しましょう。

試しに26分で止めてみたところ、下記のような領収書がメールで送られてきました。

しっかりと1650円の会計になっています。

<2023.6.19追記>※2023年9月より、ZESP3の改訂があり、1分単位のカウントに変更になります。
この「30分フラット」カウントも変更があると思われます。

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充電器が新型になるのは歓迎だが、ビジターに不親切

新型の新電元の充電器は90kWの出力があるので、これに更新されるのは歓迎するところです。

ただ、やはりこのe-MPアプリがどうにも不親切です。

  • 会員登録しても、クレジットカードを記憶しないので、毎回カード番号と氏名、有効期限をスマホで入力しないといけない。
  • 課金の方法が1分単位だったり、フラットだったりバラバラ(これは以前から)。一体いくらかかるのかヒヤヒヤする。
  • フラットの場合、途中で終了しても金額は一定、という説明は全くない
  • 充電器検索でヒットしない充電器が結構ある(特にスマートオアシスの充電器)
  • QRコード読み取りの方が遥かに楽なのに、何故かGPS経由での充電器検索がデフォルト

上記のような煩わしさを味わいたくないのであれば、ZESPやe-MPの会員カードを取得しなさい、ということなのでしょうね。

やはり、「ENEOS Charge Plus」が明朗で圧倒的に優れているな、と思うところです。

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今までのJCN充電器が急に変わるので注意

カード認証の方は充電器が新品になったなーくらいしか感じないと思います。

ビジターの方は、アプリが必須になり、利用方法が急に変わるので、注意が必要です。

日産の充電し放題サービス 「ZESP2」が2019年12月15日に終了してから、日産EVユーザーでもZESPに加入せず、自宅充電で運用しているユーザーは増えています。

ただ、遠出するときにはやっぱり出先での急速充電器は必要で、都度、ビジター充電をすることになります。

1回経験していればさほど困らないのですが、最初はなんだこれ?となります。

出発前にe-MPのアプリのインストールと会員登録までは済ませておくと、多少楽です。

2023年の7月からは、出力によるビジターの充電料金の変更もあるようで、さらに複雑化しそうです。

EV充電器のビジターの多難は続きます・・・

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雪国EVアンバサダー
スノーボード、キャンプを愛する新潟人。移住10年目。 EVのある雪国のアクティブなライフスタイルをお伝えします。
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