奥只見丸山スキー場|営業期間・スタッドレス・アクセス等まとめ
《最終更新日:2023年12月23日》23-24年シーズンのリフト券料金に更新、周辺EV充電器情報を加筆しました。
- 初滑りシーズンは2024年1月3日までです
2023年11月25日オープン予定でしたが、11月22日現在で降雪が見込まれないために、オープン延期となっています。- 2023年12月5日よりオープン。
第二リフトより上での営業です。帰りは第一リフトで下り乗車になります - リフト料金が値上げになっています。
- 大人4,000円→4,500円
- 小学生1,300円→1,500円
- 中高生2,900円→3,300円
3月下旬からGWくらいまで滑ることができるスキー場に新潟県魚沼市の奥只見丸山スキー場があります。
「春スキーのメッカ」と言われています。
知っておきたい事前情報をまとめます。周辺の急速充電器などEVユーザー向けの情報は後半にまとめてあります。
- 奥只見丸山スキー場 概要
- 営業期間
- 【動画あり】奥只見丸山スキー場のアクセス・駐車場情報
- スタッドレスタイヤは必要?
- 駐車場は?混んでる?遠い?
- ゲレンデはどんな感じ?初級者は行ける?
- 【コスパ】大人4500円、小学生1500円で安い
- EVユーザー向け情報
奥只見丸山スキー場 概要
公式サイトはこちら→奥只見丸山スキー場
住所:〒946-0082 新潟県魚沼市湯之谷芋川字大鳥1317-3
TEL:025-795-2750
- 営業期間 ◎→他スキー場と被らない。うまく使えば滑走期間を延ばせる
- アクセス ×→シルバーラインが運転難易度高め。事故に要注意。
- 快適性 △→市営駐車場からバスでピストン輸送。混雑時は30〜40分バス待ち。第1〜第4に駐車できれば○
- お勧めな人→パウダー、パーク、コブ、シーズン前練習、シーズン後練習目的のガチ勢
- お勧めできない人→運転が苦手な人、閉所恐怖症の人(トンネル多)、初級者
- コスパ ◎→同時期のかぐら、GALAに比べ安い。小学生は¥1300で激安。
奥只見丸山スキー場の営業期間
奥只見丸山スキー場の閉鎖期間である1月上旬から3月中旬は他のスキー場の営業期間であり、営業期間が被りません。
①11月末〜1月上旬(初滑りシーズン)
新潟県内では「かぐらスキー場」と同じくらいに最速でオープンします。
シーズン前の足慣らしにベスト。
初滑りシーズンはやや雪が少ないこともありますが、山頂の丸山ゲレンデが幅広い平坦コースでカービング練習には最適です。
②3月下旬〜5月上旬(春スキーシーズン)
シーズン終盤の特訓、ハーフパイプやキッカー(ジャンプ台)などに使う人が多いです。
山頂の丸山ゲレンデはパークになります。
また、各スキー、スノーボードメーカーの新製品の試乗会や、大会の実施も多いです。
上記目的のため、ガチ勢が非常に多いです。関東や東海地方からの来客も多数。
なぜ 真冬に閉鎖される?→シルバーラインが真冬は通行止め
雪が多すぎて、スキー場への唯一の道路である奥只見シルバーラインが冬季閉鎖になるため、年明けから3月上旬までスキー場は閉鎖されます。
【動画】奥只見丸山スキー場のアクセス・駐車場情報
最寄りの関越自動車道小出ICは練馬ICから210km、2時間半ほどです。
小出ICから奥只見丸山スキー場までの動画を作成しました。所要時間は50分ほどです。途中のコンビニのある場所も解説しています。
「シルバーライン」を知らない人も多いと思います。
一言で言うと、「ほぼトンネルがずっと続く山道」です。
トンネルも古いゴツゴツ、天井から水が滴っていたり不気味です。閉所恐怖症の人はきついかも。
スタッドレスタイヤは必要?
初滑り期間(11月末〜1月初め)
初滑り期間はスタッドレスタイヤ必須です。
これに対しては異論はないと思います。
春期間(3月下旬〜5月上旬)
春の奥只見に行くのにスタッドレスタイヤを履くかどうかを悩む人も多いでしょう。
実際にノーマルで来る人もそれなりに多い印象です。
青天時は走っていて気持ちいいです(2023年4月23日)
4月でもこの降雪となることがあります(2023年4月9日)
4月は魚沼の平野部では桜が咲いているのに、シルバーラインは雪で真っ白ということがありますので、奥只見丸山に来る場合、スタッドレスタイヤを履いてくことを強くお勧めします。
- 雪
- 凍結
- ガタガタ路面
- 上り坂
- 急カーブ
- 長くて曲がった多数のトンネル
- 慣れたガチ勢ドライバーの後ろからのプレッシャー
以上の理由から、運転難易度高めです。心して安全運転してください。
トンネル出口が90°カーブです。スピードは控えめに。
駐車場は?混んでる?遠い?
駐車場は第1〜第4まであり、さらに市営駐車場があります。
第1、第2駐車場
1000円の駐車料金がかかりますが、ゲレンデには近いです。徒歩数分以内。
すぐに埋まります。
シルバーラインが午前6時から開通なので、その時間に合わせて入らないと厳しいでしょう。
早い人は、午前5時半にはシルバーラインの開通待ちに並び、6時半過ぎには駐車場到着しているようです。
リフト券は午前7時半くらいから並んでいるようです。
第3、第4駐車場
個人的におすすめなのがここ。
駐車料金が無料なのに、5分程度でゲレンデまで行けるので、お得です。
ここもすぐに埋まります。午前7時くらいにくれば停められる可能性が高いです。
駐車場の端から第1駐車場に上がる近道があります
市営駐車場
スキー場の駐車場ではなく、市営の駐車場。駐車台数は最も多いです。
お土産、飲食できるお店が併設されています。トイレもあり。
ゲレンデからは離れているので、マイクロバスで送迎です。
混雑時は、バス待ちの行列になり、軽く30〜40分くらいは待ちます。
荷物を担いでなので大変ですが、歩いたほうが早いことも。
市営駐車場からは、晴れた日で10〜15分くらいです。
市営駐車場に停めた場合は、ワックス、軽食、タオル、小銭など必要な道具をリュックに入れて持っていくといいでしょう。
リフト券販売所の向かいの休憩所にロッカーがあります。
ゲレンデはどんな感じ?初級者は行ける?
(結論)全くの初心者は無理
ゲレンデは、初級コースも一応ありますが、一番下の斜面(矢崎ゲレンデ)が斜度のある中級斜面でかつカーブしているので難しいです。
中腹の斜面は斜度の緩い斜面もありますが、やはりカーブが多く幅は狭かったりで難しいです。
またリフト降車後〜コースまで、コース同士の接続部分で平坦なところが多いです。特にボーダーは移動で結構疲れます。
カモシカC、Dは初級コースですが、滑り出しまでが遠いです。
山頂の丸山コースは初滑りシーズンは広くて滑りやすい斜面ですが、春スキーシーズンはジャンプ台などのパークになりもちろん上級者向けです。
これらの事情から、初級者には全くお勧めしません。かぐらスキー場などで練習しましょう。
最低でも連続ターン、ショートターンができるようになってから来場することをお勧めします。
【コスパ】大人4500円、小学生1500円でかなり安い
ここ1−2年でどこのスキー場もリフト券を大幅値上げしており、1日券6000円というところもある中で、大人1日券4000円はかなり安いです。2023〜24年シーズン大人4500円になりました。
このスキー場をスイスイ滑ることができる小学生がどれほどいるかは疑問ですが、小学生1300円は激安、中高生2900円も安い方でしょう。
小学生1,500円、中高生3,300円になりました
決済方法は、現金とクレジットカードが使えます。
なお、大人1日券はランチ、ドリンク券付きのパックもあります。
リフト券のお得な割引・クーポン
通常価格4600円ですが、ダレモのクーポンで4100円やHISのクーポン(数制限あり)で3600円で購入可能です。
あとは、シーズン前に石井スポーツでも同様の前売り券を販売し、こちらもランチ付きで同等価格です。
いずれにしてもかなり安い価格です。
EVユーザー向け情報
奥只見丸山スキー場はEVで行ける?
難易度:★★★(難しい)
コメント:行くことはできるが、電欠に十分注意が必要。
かつて24kWのe-NV200(航続距離190km)でも往復できたので、旧型のリーフ(24kW)や、サクラでも行けると思います。
20kWh~30kWhほどのバッテリー小容量EVは、小出IC付近で80〜90%近くまで充電しておきましょう。
きつい上り坂あり、寒冷地の往復60km超の道のりになるので、小容量EVにはハイリスクな行程です。
40kWh以上の最近のEVであれば余裕です。
シルバーラインに入ってからは、後戻りできません。
大雪などで気温が大きく下がった場合、暖房をつけながらシルバーラインを登ると、すごい勢いでバッテリーを消費するので、かなりヒヤヒヤします。
登りは着込んでエアコンを控えめでいきましょう。
下は回生エネルギーで発電するので、バッテリー消費はわずかです。
近隣の充電器情報
充電器がかなり少ない地域です。高速道路上も充電器は多くないですが、高速を降りた後はさらに充電器が限られます。
【関東方面から】塩沢石打サービスエリア(下り)
奥只見丸山スキー場まで62.1km
関東からEVで奥只見丸山スキー場を目指す方は、出力が大きく、不具合も少ない塩沢石打SA(下り)の充電器がおすすめです。
リーフ40kWhならここで7割~8割充電しておけば安心です。
JCNのよく見る充電器です。
枯れた技術で安定しているJCNのパスワード認証の充電器。不具合は少なく、安心して使える充電器です。
- 認証:e-Mobility Power対象カードもしくはパスワード
- ビジター利用:JCNパスワード認証(充電器コード:15302)
- 出力:40kW
- ビジター充電料金:55円/分
- 同時充電台数:1台
- 充電待ちスペース:なし
- 屋根あり
- 照明あり
【新潟・富山・山形方面から】越後川口サービスエリア(上り)
奥只見丸山スキー場まで 50.0km
日本海側の県から奥只見丸山スキー場を目指す方は、長岡ジャンクションを過ぎて、越後川口SA(下り)が高速道路上最後の充電スポットです。
e-Mobility Power の充電器に更新された後、認証エラーの報告が多数あります。輸入EVユーザーは注意しましょう。
- ビジター利用:e-Mobility-Powerアプリ必須
- 出力50kW
- ビジター充電料金:55円/分
- 同時充電台数:1台
- 充電待ちスペース:なし
- 屋根あり
- 照明あり
- 次の充電スポット:塩沢石打SA(上り)47.2km(平坦)
道の駅 ゆのたに
奥只見丸山スキー場まで 31.4km
- 認証:エコQ電または、e-Mobility Power対象カード(ZESP3など)
- ビジター利用
- エコQ電アプリ
- エコQ電カード
- ブラウザでID・パスワード認証
- 料金:15分ごとに¥250(エコQ電の場合。他カードはカードの規定料金)
- 出力:20kW
e-Mobility Power対象のカードよりも、エコQ電で認証した方が安いと思います。使い方は以下の記事をご覧ください。
20kWで出力は低いですが、奥只見丸山スキー場には最も近い充電器。小出ICのすぐ近くにあります。
道の駅の敷地内にあり、トイレ休憩なども安心。
もちろん豪雪地であり、除雪も万全。埋まることはありません。
若干スペースが狭めなので、入庫に注意。
公式→道の駅 ゆのたに
小出自動車工業 本社工場 (奥只見丸山スキー場まで 32.7km)
- 認証:認証:e-Mobility Power対象カードもしくはパスワード
- ビジター利用:JCNパスワード認証(充電器コード:15904)
- 料金:¥500円/30分(JCNパスワード認証の場合)
- 出力:44kW
町の車屋さん。ウェルシア新潟小出店の向かい側。
なお、ウェルシアは近くにもう1軒「ウェルシア新潟小出東店」がありますので注意。
充電中の買い物にちょうどいいです。
魚沼地域では貴重な高出力44kW充電器。そして、24時間開放。
これだけでも充電器過疎地域にはありがたいのに、ビジター1回500円。
感謝して使いましょう。
公式→小出自動車工業 本社工場